研究開発・臨床試験情報

コアテクノロジー

今まで見過ごされてきた薬剤のポテンシャルを
十分に引き出すことができた
画期的なコアテクノロジーが、ここにある。

ファーマエッセンシアのコアテクノロジーは、タンパク質医薬品などの“部位選択的モノペグ化技術”。タンパク質分子内の特定のアミノ酸を、ポリエチレングリコール(PEG)という高分子化合物によって、選択的に修飾できるようにした革新的な技術です。従来のペグ化技術では、タンパク質分子内の異なる部位のアミノ酸がペグ化された「ペグ化タンパク質」が混在し、ペグ化部位の違いによる不均一性が生じていたのですが、“部位選択的モノペグ化技術”が化学的に均一な「ペグ化タンパク質」を可能にしたのです。私たちは、この技術を活かし、既存の類似する医薬品と比較して、優れた薬物動態/薬力学的特性を示す、長時間作用型タンパク質医薬品を創り出します。タンパク質医薬品のペグ化は、タンパク質医薬品の体内における分解を抑制することで半減期を延長させ、効果を長時間にわたって持続させることが期待できます。また、部位選択的モノペグ化タンパク質は、化学的に均一な単一アイソマーであり、副作用を引き起こす原因となる他のアイソマーを含まないため、患者さんの負担の軽減につながります。この"部位選択的モノペグ化技術”プラットフォームから私たちは、より良い治療を目指し、新規性の高い医薬品を創製していきます。

Ropeginterferon alfa-2b(P1101)

Ropeginterferon alfa-2bは、革新的な“部位選択的モノペグ化技術”プラットフォームで生まれた、ファーマエッセンシアの最初の製品であり、欧州、台湾、米国、日本等で販売承認を取得しています。Ropeginterferon alfa-2bは、新しい長時間作用型モノペグ化プロリンインターフェロンであり、薬物動態の特性の改善により、従来のペグ化インターフェロンからさらに投与間隔を延長できることが期待されています。